どんなときもWiFiは、無制限でインターネット通信ができる驚異のWi-Fiルーターです。
しかし、
- 外出先でバッテリーが切れてしまわないか
- 本当にどんなときも使えるのか
疑問ですよね。

そこでこの記事では「どんなときもWiFiルーターのスペック」について、接続時間や周波数帯など交えながら詳しく紹介していきます!
どんなときもWiFiルーターのスペック詳細
どんなときもWiFiでは「Wi-Fiルーターのレンタルサービス」を行っており、機種は「D1」と呼ばれる1機種のみです。
以下にスペックを一覧にしてまとめました。
項目 | D1ルーターのスペック詳細 |
---|---|
サイズ | 127x65.7x14.2mm |
重量 | 約150g |
バッテリー容量 | 3,500mAh |
連続通信時間 | 約12時間 |
最大下り通信速度 | 150Mbps |
最大同時端末接続数 | 5台 |
ディスプレイ | なし |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11b/g/n |
SIMカードスロット | Standard SIM slot×1 |
Micro SIM slot×1 | |
ポート | USB 2.0 port:Input |



では、規格の内容について詳しく触れていきます。
Wi-Fi規格はIEEE802.11b/g/nに対応!
どんなときもWiFiのルーター「D1」は、※ 国際標準準拠規格の「IEEE802.11」に対応しています。
Wi-Fi規格は「IEEE802.11b/g/n」に対応しており、以下のとおりさまざまな周波数帯の電波を扱うことが可能です。
無線LAN規格 | 通信速度(最大) | 周波数帯 |
---|---|---|
IEEE802.11b | 11Mbps | 2.4GHz帯域 |
IEEE802.11g | 54Mbps | 2.4GHz帯域 |
IEEE802.11n | 300Mbps | 2.4 / 5GHz帯域 |
ドコモ・au・ソフトバンクといったトリプリキャリアの通信網が利用できるのは、ルーターのWi-Fi規格が対応しているからに他なりません。
また、どんなときもWiFiではクラウドSIMを採用しているため、2.4GHz帯と5GHz帯の両方へ自動切り替えしてくれる点も見逃せないポイントと言えますね。
項目 | 2.4GHz帯 | 5GHz帯 |
---|---|---|
メリット | 障害物に強い 屋内や屋外で利用可能 | 電波が強い 電波干渉が少ない |
デメリット | 家電と干渉しやすい | 障害物に弱い |
国際Wi-Fi規格「IEEE802.11b/g/n」に対応し、ドコモ・au・ソフトバンクの通信網をクラウドSIMで利用できる「どんなときもWiFi」であれば、日本全国どのエリアで利用しても安心してインターネット通信が行えることでしょう。
最大通信速度は下り150Mbps
どんなときもWiFiルーターの、最大通信速度は下り150Mbpsです。
平均して早いのか分かづらいので、他社ポケットWiFiサービスと比較してみました。
どんなときも WiFi | WiMAX | Y!mobile Pocket WiFi | NTT docomo Wi-Fi Station | |
---|---|---|---|---|
通信速度 (下り) | 150Mbps | 1.2Gbps (1200Mbps) | 612Mbps | 1.2Gbps (1288Mbps) |
WiMAX2+の最大下り速度が1.2Gbps、Y!mobile Pocket WiFiが612Mbps、NTT docomo Wi-Fi Stationが1288Mbpsなので、他社と比べるとどんなときもWiFiはかなり遅いほうだといえます。
しかし平均して「下り10Mbps」といった通信速度があれば、
- Youtube
- Hulu
- Amazonプライム
通信速度 | 快適性 |
---|---|
1Mbps以下 | 動画ダウンロードが止まる、もうしくは困難。 |
1~5Mbps | 高画質が画像のダウンロードが遅い。チャットなどレスポンスが少し遅れる。低画質動画の視聴は可能。高画質動画は視聴困難。 |
5〜10Mbps | 高画質画像でもダウンロードは早い。チャットのレスは早い。通常の動画再生は問題なくできる。高画質動画はやや途切れがち。 |
10~35Mbps | 動画再生は高画質でも問題なく視聴可能。複数の大容量データのダウンロードでは、若干もたつく。 |
40Mbps〜 | 高画質動画の動画視聴は快適。複数の大容量データのダウンロードもかなり早い。 |
実際に僕自身、どんなときもWiFiで「4KのYoutube動画を3時間再生しっぱなし」にしてみたのですが、うち途切れたのは再生直後の1回のみでした。
最大通信速度が下り150Mbps(上りは50Mbps)とはいえ、十分に実用的なポケットWiFiルーターと言えるでしょう。
※ どんなときもWiFiの公式サイトが開きます。
連続使用可能時間は驚異の12時間
どんなときもWiFiのバッテリー容量は3,500mAhで、連続使用可能時間は12時間となっています。
項目 | 規格 |
---|---|
連続通信時間 | 約12時間 |
これは他社のルーターと比べても、かなりの大容量です。
例えばWiMAX2+の連続使用可能時間は9時間、Y!mobile Pocket WiFiとNTT docomo Wi-Fi Stationが6時間となっています。
どんなときも WiFi | WiMAX | Y!mobile Pocket WiFi | NTT docomo Wi-Fi Station | |
---|---|---|---|---|
連続使用 可能時間 | 12時間 | 9時間 | 6時間 | 6時間 |
ソフトバンクやドコモのポケットWi-Fiルーターと比べると、およそ倍の時間使えるというわけですね。
どんなときもWiFiのルーターであれば、外出先でバッテリーが切れて困る心配はありませんね。
同時接続台数は5台まで
どんなときもWiFiの同時接続台数は5台までとなっています。
モバイルルーターの中には10台以上同時接続できるものもあり、5台というのは決して多いほうではないんですよね。
しかし、外出先で5台以上の端末を同時に使うことは少ないので、不便さを感じることあまりないでしょう。
もちろん5台以上の機器を同時に接続する場合、6台目以降はインターネット通信ができない状態に陥ります。

※どんなときもWiFiのネット通信環境については以下記事が詳しいです↓
ただ僕自身、外出するときは「PC・スマホ・タブレット」しか持ち歩かないため、実質5台同時接続というスペックで十分に事足りていますよ。
どんなときもWiFiルーターの拡張性
どんなときもWiFiのルーターは無線LAN機能もさることながら、
- USBポート
- SIMカードスロット
USB2.0ポートはinputのみ
どんなときもWiFiのUSB2.0ポートはinputのみです。
outputには対応していないため、どんなときもWiFiルーターのUSB2.0ポートは充電の用途で利用します。
ルーターを充電するためのケーブルは、1mほどのmicroUSB(マイクロUSB)を利用します。

microUSBケーブルは、どんなときもWiFi契約時に端末一式として同梱されているので、すぐに充電することが可能です。

別途購入する必要がないのはうれしいかぎりですね。
注意点として、どんなときもWiFiはルーターの返却時に端末一式を返却しなければならないこと。
返却時に部材の漏れがあると、機器損害金として18,000円が発生します。
返却漏れの場合は18,000円と高額な機器損害金を負担しなければなりません。
ただし、USBケーブルと取り扱い説明書の紛失時は、どんなときもWiFiサポートへ連絡することでこの限りではありません。
付属のUSBケーブル/ストラップ/取扱説明書は返却必須では御座いませんがお持ちであれば一緒にご返却頂けると幸いです。
【引用】どんなときもWiFi -よくある質問
とはいっても、どんなときもWiFiを充電するUSBケーブル自体はネットで安く購入することができます。
充電ポイントが自宅に複数あると便利なので、持っておいて損はないでしょう。
SIMカードスロットが2つある
どんなときもWiFiはSIMカードを挿入せず、すぐにインターネット通信ができますが、実はSIMカードのスロットが2つも用意されています。
SIMカードスロットのサイズは、
- 標準SIM(Standard SIM slot×1)
- マイクロSIM(Micro SIM slot×1)
たとえば、どんなときもWiFiを海外利用しようと思っても、もしかしたら接続できない場所があるかもしれません。
しかし、その国で海外プリペイドSIMを購入し、どんなときもWiFiへ挿入することでインターネット通信ができるようになるわけです。
SIMカードのスロットがあらかじめ搭載されていることで、いざという時に使い方の幅が広がることでしょう。
ルーターの操作性がイマイチ?
どんなときもWiFiのルーターには、実はディスプレイがありません。



実際にルーターを手に取って感じたことを紹介します。
どんなときもWiFiの重さはiPhone8と同じくらい
どんなときもWiFiのルーターの重さは約150gです。
どんな重さかというと、少し厚めの文庫本1冊に相当する重さです。
スマホのiPhone8が148gなのでほぼ同等の重さだとすると、約スマホ1台分の重さに匹敵するイメージですね。
持っていて重く感じることはなく、バッグなどに入れて利用する分にはそこまで気になる重さではないでしょう。
僕の場合、普段はケースに入れて利用しています。
ルーターのサイズは少し大きめ
どんなときもWiFiのルーターのサイズは、縦127mm・横65.7mm・厚さ14.2mmです。
項目 | 規格 |
---|---|
サイズ | 127x65.7x14.2mm |
どの程度のサイズかというと、iPhone7とだいたい同じくらいです。
サイズ | 縦幅 | 横幅 | 厚さ |
---|---|---|---|
どんなときもWiFi | 127mm | 65.7mm | 14.4mm |
iPhone7 | 138.3mm | 67.1mm | 7.1mm |
縦幅や横幅は1cm弱、どんなときもWiFiルーターの方が小さいですね。
ただ厚さに関しては、iPhone7のおよそ倍の14mmです。
そのため少しかさばるんですよね。
実際に女性用ポケットに入れてもらったところ、以下のような感じではみ出てしまいました。
サイズが大きいことで、
- 湾曲したり
- 落下の衝撃が大きく破損してしまう
ただし、以上のようなデメリットを踏まえても、それを補いあまるメリットが多いのがどんなときもWiFiの特徴と言えます。
※ どんなときもWiFiの公式サイトが開きます。
まとめ
この記事では、どんなときもWiFiルーターのスペックについて、利用した感想を交えながら詳しく紹介しました。
どんなときもWiFiルーターのスペックについてまとめると、
- IEEE802.11b/g/nに対応している
- 長時間利用できる
といったメリットの一方で、
- ディスプレイがない
- USBポートはinputのみ
というデメリットもあります。
どんなときもWiFiルーターの総評としては「性能は文句ないけど、操作性があまり良くない」という感じですね。
それでも
- ドコモ・au・ソフトバンクの通信網が利用できて
- データ容量制限がないこと
を踏まえると、どんなときもWiFiは利用者にメリット抜群なポケットWi-Fiサービスと言えるのではないでしょうか。
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