HTMLを扱うPHPプログラムを作る際、改行コードの処理が必要となる場面が出てきます。
今回は、改行コードに関してメモしておきます!
まず、使用されるOSで改行コードを分類すると下記の3つがあります。
LF: UNIX系、Mac OSXなど
CR+LF: Windowsなど
CR: OS9までのMacなど
CR+LF: Windowsなど
CR: OS9までのMacなど
CRは「Carriage Return(キャリッジリターン)」、LFは「Line Feed(ラインフィード)」の略であり、意味はそれぞれ「復帰」と「狭義」ということだそうです。
これらの用語は、タイプライターの装置が由来となっているようです。
Windowsでの作業で、テキストエディタなどを使用し、改行コードをLFにして保存すると、メモ帳では改行されていない状態となります。
プログラミングにおける改行コードでは、「¥n
」と「¥r
」があります。
これらは必ずしもLFやCRと等価ではないらしいのですが、「¥n
」は改行、「¥r
」は復帰を表しています。
改行コードが入っているために、上手く処理できない場合、「str_replace」関数を使用し、
$new_string = str_replace(array("¥r¥n","¥n","¥r"), "", $string);
などとすることで解決することがあります。
また、trim関数を使用して改行コードや空白文字列を削除する方法もあります。
$new_string = trim($string);
「trim」関数を使うことで文字列の前後にあるスペースや改行、タブなどを取り除くことが可能です。最後だけを取り除くなら「rtrim」関数を使用し、先頭だけであれば「ltrim」関数を使用する方法もあります。
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