NTT電話加入権の休止と復活、番号ポータビリティの方法を説明します!

NTT加入権の休止と復活、番号ポータビリティの方法を説明します!

NTTの「アナログ電話」や「ひかり電話」を使っていて、NURO光などの他社光回線に移行し、光電話を利用する場合には各種手続きが必要となります。

NTTで使っている電話番号を、番号ポータビリティでそのまま他社光電話で使う事が可能です。

NTTの電話加入権を休止させる方法と復活させる方法、そして番号ポータビリティについてまとめてみます!

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NTTの電話加入権とは!?現在は加入権がなくても固定電話番号を取得可能

NTT電話加入権

NTTのアナログ電話は、月額基本料金が税込で1,760円〜1,870円(プッシュ回線 住宅用)かかります。

NURO光や他社光回線サービスの、光電話サービスであれば月額550円(税込)程度の基本料金と通話料で利用できることから、アナログ電話回線から各社の光電話へ移行している家庭が増えています。

また、アナログ電話回線は2025年を目処に終了する見込みとなっています。

NTT東日本・西日本(以下、NTT東西)は2017年10月17日、固定電話のIP網への切り替えを2024年1月より開始すると発表した。交換機などが2025年頃に維持限界を迎えるため。1年かけて切替を行い、2025年1月に完了する。全国規模での固定電話のIP化は主要国でも初めてとなる。
【出典】ニュース NTT固定電話のIP網移行は2024年1月開始――全国一律の料金体系に

ユーザーが光回線への乗り換えを機に、アナログ回線の電話を休止・解約して、同時に光電話へと移行する流れは当然と言えますね。

さて、これまでNTTのアナログ回線の電話に加入するためには、電話加入権という権利が必要でした。

電話加入権は1985年以降、NTTで72,000円という価格が設定された高額なもので、2005年3月に半額の36,000円(税抜)に値下げされました。

現在は電話番号を取得する際にNTTの電話加入権は不要となっているのですが、以前に購入した加入権は現在も利用することができます。

NTT加入権を持った電話番号であれば、休止、復活の処理をすることで、他社の光電話などのサービスで、同じ電話番号を使う事ができます。

NTT加入電話ライトプラン

電話加入権(施設設置負担金)が必要ない「NTT加入電話ライトプラン」の場合、番号ポータビリティで「NURO光でんわ」といった光電話サービスへと番号を引き継ぐことはできますが、その時点でライトプランは解約となります。

つまり、

例)

「NTT加入電話ライトプラン」

(番号引継ぎ可能)

「NURO光でんわ」

(番号引継ぎ不可)

「au ひかり 電話」

NURO光を解約し、例えばauひかりを申し込んで「auひかり 電話」といった光電話サービスへと変更する場合は、電話番号を引き継ぐことが不可能のため、新規電話番号を使用することとなります。

ただし、NTT加入電話ライトプランから他社光電話サービスへと移行されたアナログ回線を、また同じ電話番号でNTTに戻すことは可能となっています。

例)

「NURO光でんわ」

(NTT電話番号復活可能)

「NTT加入電話ライトプラン」

NTTアナログ回線の電話番号は、加入権の有無に関わらず復活することが可能となっています。

NTTアナログ回線の復活手数料工事料金: 2,200円
配線状況によっては工事料金別途: 13,200円程度

※料金は全て税込表示となります

電話加入権は「利用休止」「一時中断」「解約」することが可能

NTTの電話加入権は、「利用休止」「一時中断」「解約」をすることができます。

それぞれを簡単に説明してみると、

利用休止

最大で10年間(5年毎に更新が必要)、電話の権利をNTTで預かることが可能です。

ただし、電話を再度利用する場合は、電話番号は変更となります。

工事費が2,200円(税込)のみかかりますが、毎月の利用料金は不要です。

一時中断

電話を再度利用する場合にも、同じ番号を利用することができます。

一時中断の場合は、月額料金が毎月発生します。

解約

今後NTTの電話を利用する予定がない場合は解約することもできます。

料金はかかりません。

解約手続きには「加入電話等契約解除通知書」および「本人確認書類」等の提出が必要となります。

全ての必要書類をNTTが受領した日が契約解除日となり、月額料金の発生がストップします。

参考資料

【出典】NTT東日本 – 電話の休止・解約

NURO光への番号ポータビリティ

NTT 加入電話を利用している場合

NTT回線を利用休止手続きすることで、番号ポータビリティを利用することができます。

NURO光の光電話サービスを利用する場合、So-netが利用休止の手続きを代行して行うため、自分でNTTの手続きを行う必要はありません。

休止手数料として、NTTから2,200円(税込)請求されます。

利用休止後、5年ごとに更新手続きが必要となります。この手続きは、NTTへの電話(116)かハガキで済ますことができます。

NTTのページから休止手続きをすることもできるようですね。

もしも光電話サービスを解約して、元のNTTアナログ電話に戻す場合には、休止したNTTの電話加入権を復活させることで可能となっています。

NTT 加入電話ライトプランを利用している場合

番号ポータビリティを利用する場合には、NTT回線を解約する必要がありますが、電話番号はそのまま「NURO 光 でんわ」で使うことができます。

こちらもSo-net解約手続きを代行するため、自分でNTTの手続きをする必要はありません。また、休止ではなく解約扱いとなるのですが、解約する際に費用はかかりません

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>>NURO光 公式サイトへ

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