Webクリエーターとしてフリーランスになる方法(後編)

こんにちは。Tomicciです。

簡単に自己紹介をさせてください。

主にWebのフロント周りの開発をしています。HTMLコーディングやPHPの仕事を中心に、フリーランスで3年ほど仕事をしてきました。

過去に一度独立して失敗したこともあるので、その時も合わせるとフリーランス歴は4年くらいです。

デザインは得意ではなく、エンジニアよりの業務を請け負ってはいますが、かといって生粋のプログラマーというわけでもありません。

実務経験としては、HTMLコーディングが10年弱、PHPなどのプログラミング歴が6年くらいです。

この世界はどんどん新しい技術が登場してくるし、いつも自分は経験不足だなーと思っていますが、それでもなんとかフリーランスでやっていけてます。

今回は僕のような(にわか)Webクリエーターが、フリーランスとして独立する方法を、自分の経験を基にして書いてみたいと思います。

主にフリーランスデザイナーよりもフリーランスエンジニア向けのつもりで書いています。

記事がかなり長くなってしまったので、目次を用意しましたー。ゆっくりしていってね!!!

開発に必要なスキルは?

フリーランスのHTMLコーダーや、Webプログラマー(以降フリーランスのエンジニアと呼びます)は、すごいスキルが必要と思われることがありますが、ここ最近はそんなこともなくなってきていますよね。

会社員として仕事をやってこれたのであれば、フリーでやっていくためのスキルは十分だったりします。

ただ、フリーでやっていく上で本当に大切なのは、開発スキル以上にその人の「人柄」、そして「人付き合い」が得意かどうかに尽きると思います。

人柄がよいと、その人に次回も仕事を頼みたくなる、何かあったら相談したくなる、その人が困っていたら助けたくなるということに繋がります。

また、人柄がよいほうが人付き合いも上手だと思いますが、フリーランスエンジニアは人との縁で仕事を続けていけるものです。これ、フリーランスでうまくやっていける人達を見ていて本当に実感するものです。

一期一会で、沢山の案件を取っていく考え方もありますが、その分炎上する案件!、クライアントと揉めるといった、トラブルに巻き込まれる可能性が高くなりますので、是非、継続発注をしてもらえるようなクライアントと出会い、よい関係を築いていくことをオススメします。

面と向かって話すのが苦手な人でも、オンラインではちゃんとコミュニケーションできるとかでもいいと思います。

人とあまり関わりたくないからフリーランスエンジニアをやりたいっていう人は、受託開発はちょっと難しいかもしれません。個人でWebサービスやアプリを開発するのがいいでしょう。

他には必要なスキルとして、

  • 開発に必要となる期間や、金額を見積もれる(重要だけど難しい・・・)
  • クライアントとの交渉力
  • 仕事を獲得する能力

といったことなど、色々ありますが、他の方のブログなどに詳しく書かれていますし、今回の記事では詳しく書きません。

とにかく、ある程度の知識やスキルがあれば、会社を辞めてすぐ始められるのがWebのフリーランスエンジニアです。

一度フリーランスを経験してみると、これも正社員とか派遣社員などと一緒で、あくまでも業務を請け負う一つ形なんだなーと実感します。

開発に必要なスキルを身につけるには?

昔ほど専門的な知識は必要なく、フリーランスになるチャンスは多くなっていますが、それでもやはりある程度は開発に必要なスキルがないと、継続して仕事をもらうことは困難でしょう。

そういった開発に必要なスキルはどうやって身に付けたらいいんでしょうか・・・!?

一番手っ取り早いのは職場で身に付けることですよね。独学で勉強したり、検索エンジンで検索しまくって解決するよりも、詳しい人から聞くのが一番早いです。

自力で解決しようとして何時間もかかってしまうようなことが、会社で先輩エンジニアに聞いたら10分で解決することとかよくあります。

独立してから待っているのが、開発途中に「ハマる」ことです・・・!ここでの「ハマる」は、開発が楽しくて没頭しすぎちゃうということではなくて、IE対応とかでよく起きるアレを指します!w 何で解決しないのかどうにもこうにも分からない、謎の症状のことを指します。これ、辛いっすよー。。開発環境では発生しなかったのに、本番環境だけ発生するバグとかもありますね。

こういう魔物達との戦い方は、とにかく会社勤めしている間に沢山覚えておいたほうがいいです。会社員の時に、開発でハマったとしても、残業が増えるとか、上司に怒られたりするくらいで毎月給料は入ってきますが、フリーランスになるとハマってしまった時間は無給です。しかも自分一人で対処しなければいけなくなりますしね。・・・これ、実に恐ろしい。

会社員時代はお金をもらいながら勉強できるチャンスですから、どんどん勉強しましょう。

独学だけでやってきた人のプログラムは、保守性や追加の要件に対応しずらいことが多く、また何よりもその人本人が、誰か他のエンジニアと連携して仕事をする際にかなり苦労します。

会社員を3年くらいの期間でも経験していると、独立に必要な開発スキルや、仕事の進め方のコツが身につくと思います。そういう勉強ができる貴重な期間に独立後、自分に仕事を依頼してくれそうな人を会社内外で見つけていく努力も大切ですね。

ポートフォリオを作ろう

個人で仕事を受注する際、デザイナーはもちろんのこと、エンジニアの方も制作実績を載せたポートフォリオがあったほうがいいです。

ポートフォリオは初めて仕事を発注してもらう際、あなたがどんな仕事ができるのか判断するための指標となります。

口頭のみで制作実績や開発スキルを説明するよりも、どんなWebサイトの開発をおこなってきたのか画面や印刷物を交えながら説明できれば、クライアントはイメージしやすいのです。

Webで作ってもいいし、印刷物をファイリングしたものを用意してもいいでしょう。ただし、Webサイトを制作実績として掲載していいかどうかには依頼者に確認を取るなどし、気をつけてください。独立後は制作実績を積んで、ポートフォリオをどんどんアップデートしていきましょう!

誰から仕事をもらうのか

これまで僕が仕事を受注させてもらったきっかけが何だったか振り返ってみました。
バンドマンや音楽好きでないと知らないであろう audioleaf経由で知り合い、仕事を発注してくれた友人もいます。

意外なところから問い合わせはありますので、窓口は多く持っておいて損はないと思いますよ。

  • 友人が学生時代にWeb制作/デザイン会社を起業し、たくさん仕事を発注してくれた
  • 会社員時代の上司
  • 会社員時代の同僚からの紹介
  • IT業界の友人の紹介
  • 通ったWebクリエイタースクールの講師
  • クライアントからの紹介
  • 登録していた人材派遣の会社が在宅ワーカーを募集し、外注登録
  • クラウドワークスやランサーズ
  • audioleaf
  • Twitter
  • Facebook

 

開業届と青色申告の届け出を出そう

独立後は是非とも自分の屋号を名付けて、開業届を税務署に出をしましょう。紙切れたった1枚ですが、開業したぞ!という気になれます(笑) 僕は埼玉を土台に長く活動したい、ちょっとバンドっぽい名前にしたいというところで、「the Saibase (ザ サイベース)」としました。子どもが産まれた今となっても、あわよくばバンド活動を再開したい願望がありますw

独立後、書類などに創業年を書く機会が色々と出てくるかもしれませんが、開業届を出した年が正式な創業年となるので、後で遅れて提出すると、実際の創業年と書類上の創業年が相違するという事態になります。実は開業届を出すのが遅れてしまって・・・と説明する羽目になりますので、早めに提出しておいたほうがいいと思います。また、開業届を出すと屋号名で事業専用の口座を作らせてもらえる銀行があります。

青色申告の届出も一緒にしておいてもいいかもしれません。

僕はずっと白色でやっていましたが、中小企業診断士に確定申告の履歴を見せたら、

「白色じゃ事業をやっていたとは見なされないですよ。法人化も目指してやっていくなら、すぐに青色申告に切り替えておいたほうがいいですね。」

と言われ、慌てて昨年切り替えました。

ゆるーくやっていくなら、白色が簡単で気楽なんですが、お金の流れを記録する上で、大雑把な管理と言えるので、融資を受ける、事業を大きくしていきたい、法人化する、住宅ローンを組む・・・などの予定がある方は青色申告の届け出をしましょう。

僕も今年度は青色申告で確定申告しますので、色々と勉強してこのブログに書きたいと考えています!

フリーランスのメリットデメリット

4年間フリーランスをやってきて色々とメリット・デメリットを感じています。主なものを書いてみます。

■メリット

  • 通勤しなくていい(自宅なら起きて5秒で出社完了)
    →満員電車に乗って、都心に出て行かなくてもよくなったのはかなりのメリットでした
  • 家族との時間を多くとれる
  • 休日や労働する時間を自由に決められる
  • 受注する案件を選べる
  • 誰と仕事をするかも選べる
  • 頑張った分が報酬に繋がりやすい
    →受注案件を増やす、単価を上げていく等
  • 受託案件だけではなく、自分でWebサービスやアプリを企画して稼ぐこともできる
  • 節税できればサラリーマン時代よりも税金は安くなる場合もある

■デメリット

  • 納期前は死ねる
    →ちゃんと案件を管理できる人は問題無い
  • 収入は安定しないこともある
    →月末締め翌月払いが多いですが、なんだかんだ入金が遅くなったり、納品までの開発が伸びることはザラ
    受注できると思い、作業時間を確保していたのに、実際は仕事が発注されなかったということもある
  • 確定申告、新規案件の確保など、開発以外の作業が発生する
  • 年金や税金の支払いを個人でする必要が出てくる
  • プライベートと仕事の区別が尽きずらく、いつでも仕事のことを考えるようになるかも
  • 有給休暇がない
  • 一人の開発は孤独
    →開発で一人で悩みがちにだったり、業界の情報が入って来づらかったり・・・

フリーランスは受け取れる年金が少ないとか、病気をした際に収入の保証がないという人がいますが、フリーランス向けの個人年金や、収入保証の保険などがあるのでデメリットの欄に書きませんでした。

我が家では子どもが産まれたのをきっかけに、収入保証の保険に入り、大きな病気などにかかり仕事ができなくなってしまった際にも、毎月ある程度の収入が入るような状態にしました。保険料など、出費は増えますが、万が一を考えて備えれば、サラリーマンよりも極端に弱い立場となることはないように思います。

仕事を断る勇気

どんな案件でも断らずに受けるというスタンスの方もいますが、僕はオススメしません。

安すぎる価格で受注をすると、その人が苦しい思いをするだけでなく、開発に必要な適正価格がどんどん安くなってしまい、業界全体にも悪影響を与えかねません。

また、受注した案件が立て込んでいるような時も、仕事をきちんと(丁重に)断りましょう。

ただし、何の実績もないような駆け出しの頃は、一度案件を断るとその人にはもう仕事が依頼されることはないかもしれないということも頭に入れておきましょう。ちゃんと実績ができてくると、断っても引っ切り無しに仕事の相談を受けるようになりますよ。

同業の友人をどんどん作っていき、仕事を何人かに割り振って納品するという考え方もあります。完全に断ってしまうくらいなら、信頼できるクリエイターを紹介するというのもいいと思います。

最後に

このような長い記事を最後まで読んで頂きありがとうございました!

この記事を読んでくれた方は、これからフリーランスになりたい方が多いでしょうか。

フリーランスは自由そうに思われがちですが、全部の責任を自分で負わなければならず、大変な部分も多いです。

それでも、家族との時間を大事にし、いつでもどこでも仕事や好きなことを追求し続けることができるという大きな魅力を感じたので僕はサラリーマンを辞めました。

初めて独立した時、僕に仕事をくれた会社は2社でした。この時は失敗で、仕事を選ぶことができず、また、開発スキルがまだ未熟だったために、サイトを作るのに時間がかかり、大変安い金額で徹夜をして完成させなければいけない案件などが多く、心身ともに不安定で、再度サラリーマンとなりました。

でも、どうしても独立の道を捨てきれず、僕個人に仕事を発注してくれる人や会社が増えたこと、仕事のことなどを相談できる業界内の友人が増えたことから再度独立することとなりました。

無計画に独立することは全くオススメしませんが、毎日憂鬱だと思いながら自分に合っていない会社に通勤するよりも、快適な環境や好きな仕事を見つけ、追求していくほうがよっぽど一生涯仕事を続けることができるのになーと考えています。

フリーランスとなって自分の腕一本で食べていく挑戦は、もっともっと日本で歓迎されていいように思います。

the Saibaseではフリーランスの人やクリエイターのグループを作っていき、共同でWebなどのサービス開発や運営に長く携わりたいと思っています。法人とする必要性がすぐにでも出てくるといいのですが・・・。

特に川越市近郊のWebに携わっている方と、どんどん繋がっていければと思いますので、よろしくお願いします!平日の日中は「ウェスタ川越 創業支援ルーム」で仕事をしていますので、是非お越しください!!

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まだ「独立・開業はちょっと...」という方へは、当社の制作案件をお手伝いして頂く道も開けます。
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ABOUTこの記事を書いた人

とみっち

埼玉でザ サイベースを主催しています。Webクリエイター。フリーランス歴7年。飄々と生きています。これでも育児頑張ってます。長野市出身。 @tomicci 詳しいプロフィール【興味】ギター/DTM/Web/車/田舎/旅/酒/育児 自然の音からデスメタルまで聴きます。【運営サイト】 ザ サイベース おと風景